2017年06月06日

グループホーム火災の控訴審に思う

先月末に、札幌市北区の認知症高齢者グループホーム火災により入居者7人が亡くなり、業務上過失致死罪に問われ1審は無罪だった施設運営会社社長の控訴審が札幌高裁であり結審したとのニュースが。

1審は無罪となったが、検察側が控訴していた。

傍聴していないため、ニュース記事を読んだだけだが、双方の言いたいことをまとめると、

〇検察側:出火原因と想定する入居者が火災の原因となる行動を取らないように対策を講じる必要があった、と言いたいよう。そもそもの出火原因は入居者の誰かがストーブの上に可燃物を接触させたことが原因としたい。

〇弁護側:火災の原因となる入居者はおらず、1人で夜勤をしていた女性職員が洗濯物を乾かそうとストーブの近くに干し、離れたのが原因であり、職員のそんな行動まで予見は不可能と無罪を主張。

最終的には7月末頃には判決がでる。

さらにまとめると、

◎検察側:火災原因は、認知症の入居者がストーブに衣類をおいて出火、ストーブの安全対策をとるのが普通
◎弁護側:火災原因は、夜勤職員が洗濯物をストーブ付近に置いた、普通はそこには置かないから職員が悪い

真実は一つなので神のみぞ知る事だが、当時の夜勤職員が原因であると、事業所内で争われるのはなんとも言い難いもの。

ただ、一般論を述べるならば、認知症と診断された方を専門に「利用者」とする事業所で家庭的雰囲気を活かす為にストーブを備品として備えるのはわからないではないが、多くの事業所で「危機管理」として他の暖房設備を活用するのは当然のことであろう。さらにいうのならば、もしも夜勤職員が原因であった場合、洗濯物をストーブの付近に置くことについて指導管理する責任は管理者側にも当然あり、その夜勤職員一人だけの行動だったとは想像の域を出ないが考えにくい。暖かかったら傍で乾燥させようとするだろう。
建物はたしか吹き抜けのある建物。ストーブの力で2階まで温めたかった構造なのか。
それが、火災時に大きく災いしたのではないだろうか。

現実9人の利用者を1人の夜勤者で緊急時の対策をとれるとは言い難い。多分ムリだと思う。
ムリだからこそ、危機管理として設備面、配置面、人員面を工夫するのが専門職の考え方。

1ユニットであるならばなおさらのことだと思う。

グループホームが簡単に開設できた頃、先人たちの努力により介護保険の事業所として制度化され、猫も杓子もグループホームがブームとなり、民家を改修して開設した事業所が多くあった。

しかし、入居者の下肢筋力低下や重度高度化により、階段を登れなかったり、狭かったり、風呂に困ったり・・・1階と2階に分断されてしまうサービス体制はマンパワーを余計に必要となったり・・・そんなこんなで、建物設備面を理由に退去を迫るといった事業所が多く存在し、結局は新築するはめとなった事業所は少なくない。そしてこの事件をきっかけにスプリンクラー設置のために改築や補修を迫られることとなった。

当施設も今年の1月から2月にかけて、エアコンの不具合があり約1か月温風が出ないという事態となり、灯油ストーブを臨時に設置したが、高齢者はストーブが大好きな方が多い。
ストーブを触ろうとする方が数名いた。
設置していた期間は危険と隣り合わせだ。職員が少ない時などは、寒くても電源を落とす対策が必要。
触ってやけどする事はないが、やはり火事が怖い。

ドラマ「北の国から」の道民のファンであれば、あの丸太小屋が焼けていくシーンは印象に残るはず。



真実は一つ。

当時の夜勤者は今、介護をしているだろうか・・・

介護を嫌にならないでほしいと願う





posted by 管理者 at 21:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ジャガイモ

ジャガイモの収穫不足によりお菓子会社が悲鳴をあげているなか、

施設の畑には種芋から芽を出し始め、土の中から元気そうな葉が姿を見せています。

ここ最近2年連続でジャガイモの収穫の成績が悪く、

「ジャガイモは誰でもうまくできるのに」と、いった声にめげそうになりつつ

今年、ジャガイモは植えるかどうか悩んでいましたが、

ベテラン施設管理員の方々の熱い「大丈夫、うまくいくよ」との声の後押しにより
植える事に。

そして種芋もその施設管理員の方が自前で持ち寄っていただき畑に植えていただきました。

今年の畑作業はすごく楽になってます。

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ラベル:ジャガイモ
posted by 管理者 at 09:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

夏野菜

元気に育ってます

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アスパラの収穫ペースが下がり始め、あとは夏野菜の成長を見届ける日々。

まだまだ寒暖の差が激しいここ島松。

posted by 管理者 at 08:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする