2017年06月21日

ふる里えにわ7不思議C開かずの扉の怪・・・

ふる里えにわ7不思議シリーズ

とかく施設は、「住み慣れた」ところと乖離した居住空間を造ってしまう事が多い。

 当施設の場合もそれが言え、各ユニットの出入り口が自動ドアとなっている。

 しかも、入るのは自由だが、出るのにロックがかかっている。
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「家でありえそうな事」を基本的な指針としたり、パンフレットに「その人の家」などと謳ったりする反面、
実際には「施設らしさ」を追求して建物を建築したり、サービスしてしまったりする事が多い。

ロックがかかる事がダメなのではなく、ロックに頼り、「開けようとしない行為」「行かせないようにする」事がいけない。
ついつい、「認知症だから仕方がない、当たり前」と考えてしまうと不適切支援や虐待はなくならない環境をある意味増長させてしまう事も。

「したい事をできるよう支援する事」が介護現場の仕事。

「座っててください」「立たないでください」「そこに行ってはダメ」

などとの言葉が飛び交う現場は危険な現場といわれるだろう。
施設で当たり前と考える事を「世間では当たり前ではない事」が実に多いのが介護現場。

家でありえるのか、といった観点を様々なことにあてはめてアセスメントすると、入居者、利用者にとって暮らしやすい環境に近づけていける一つの方法だと言えるだろう。

そもそも、1日に何度も出入りするとこに電気を使用するという事は資金にゆとりのある事業所が行う事であり、維持費を極力かけないよう設計を考えるのはこれまた普通であろう・・・

 
posted by 管理者 at 19:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 7不思議 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

便が・・・

最近のお宅には自動的に便器の蓋が上がる機能付きのトイレが普及してきている。
自動的に水を流す機能も当たり前に。
その機能に慣れないと蓋を強引に閉めようとしたり、すぐに水が流れないと不安になり座ったり立ったりの動作を無為に繰り返したりも。

しばし、介護現場で見かけるのが、認知症と診断された方でも、かつての行動習慣などが継続されている例。

その中に、ドアを閉める行為は特徴的な事の一つ。
玄関ドアが自動であるにもかかわらず開ききったドアを無理やり手で引っ張り閉めようとされ頑張る光景。時には、エレベーターの自動ドアも閉めようとしたりも。

介護職にとっては『それ自動ですから大丈夫ですよ』と、自身の望む動きがスムーズに行われないなどの場合ついつい無駄に時間がかかりイライラしてしまう場面だったりしますが、本人にとって残された機能としてそれらも大切に保持してもらいたいもの。

かつての生活スタイルの中とマッチしない建物構造は入居利用者を混乱させてしまう要因の一つにも。「ドアは開けたら閉める」「開きっぱなしはダメ」との価値観や風習、習慣を新しい生活の場所でも「継続できる」よう支援する事が世間でいうところの「住み慣れた暮らしの継続」であり、単なるパンフレット上の美辞麗句に終わらせてはならない事。

出入口は基本、入居利用者が主体的に先に出入りしていただくよう支援し職員が後から出入りすると、主体的でしかも時間がかからない。

食堂椅子についても言え、必ず椅子から立ちがった際に、律義にテーブルに押し込む動作をされたりも。この動作も暖かく見守る事も支援である。


自動で水が流される機能付きトイレで検便検査用の便を採取するときは困るだろう・・・
また、便の形態や色など、趣味ではなく、健康管理の指針としている場合なども困るだろう・・・

便利なモノは時として、不便にさせる事がある。
posted by 管理者 at 18:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする