2017年10月06日

クライアントハラスメントC

呼びかけのナースコールが頻回にある場合・・・

いかにコール回数を少なくさせるか、またはそれらを問題行動としてみたり、職員の負担感を嘆くよりも「本人の思い」に寄り添う事を主眼にしたケアとして「どのように利用者と向き合い接するか」をチームとして意思統一し実践する事を考えた方が合理的であり効率的であることが介護の先人たちの努力と、多くの認知症の方のこれまでの苦労により教えられて今があるわけです。

また、こんなことも・・・
「動き回られるので職員が一人取られる・・・」
「ほかの利用者に関われず寂しい想いをさせてしまう・・・」
「動き回るのは本人にとってもつらいはず・・・」

この場合も専門職としての視点は欠落しており、議論の余地はない・・・
“なぜ動き回るんだろう・・・原因をさぐってみよう”
“自分たちがもしその利用者だったとして、動きたくなる時ってどんな時だろう、逆にどんなときだったらそこに居たくなるだろう・・・”

症状や結果だけをみても解決はしないし、背景を読み取る事、そして重要なのが、「視点」をどこに置くのかが大切。

言葉であたかも利用者を心配しているようで、実は心の声で(こんなに大変なのは困る・・・)というのが見透かされていることがある・・・
困っているのは職員・・・?


多くの介護の事業所でやりとりされる事例ではなかろうか・・・



ただ、全てが介護職員の手だけでBPSDが解決されるわけではなく限界があったり、医療の力を借りなくてはならないこともあるのも事実。


そして実際に患者が医師や看護師を殺傷するといった事件もあったりします。

専門職として、介護職としてやるべきことをしっかり行うという事が前提でなくては、「クライアントハラスメント」を簡単には論じれない事も押さえておきたいところですね。

前述の事例において、介護職として自ら行ったサービスの振り返りをせず利用者家族を訴えるというのはある意味暴挙に近い。

実際、Zさんは利用者と接する際に、自身の声の大きさ、威圧にて介護支援を行っていたと言います。いう事を聞かせるようなものの言い方。「私が言えばQさんは言う事を聞く」などと他の職員に吹聴していたようです。

言い聞かせること、職員の思い通りに動いてもらうように行う介護支援は認知症ケアより外れています。
グループホームの存在により入居利用者が食事作りなどの家事を行う事が、良しとされた空気があり、その形だけを実践しようとする介護職員も当然増幅した時期がありました。
家事をするよう支援する事と家事がしたくなるよう支援する事では意味が違ってきます。

何のために行うのか、を理解せず、体裁を整えるために利用者に家事をさせていては手段と目的をはき違えている事になったりします。

させることが目的化するとその先には指示命令やグレーな支援、虐待につながる事も。



はたかれた、かっちゃかれた、噛まれた・・・といった単なる事象だけではなく、それに至った背景が何であったのかも同時に議論する事が「クライアントハラスメント」を考える上では極めて重要だと思うのです。



お客様は王様・・でも、王様の中には首をはねられた王様も多いのです・・・

このことを考えたときにいつも「王様のレストラン」を思いまします。
ちょっと古いかも・・・

そしてネット社会で頻回に訪れる弱い者いじめのような店員を脅すクレーマー

但し、専門職として、プロとしてやるべきことをやるといった事が前提でなくては誰も耳を傾けてくれないという事は常に肝に銘じておくべきことだといつも思わされます。
posted by 管理者 at 20:50| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

クライアントハラスメントB

前回の続き・・・

とかく、施設サービスでの新規の入居者の場合、利用者にとっての不安な心理に反し、職員側として「特別扱い」はダメで全入居者の中の一人としてあえて関わろうとする誤った風潮があったりも。

「一人にばかり関わっていては他の利用者がかわいそうだ」
との論法・・・

その論法では利用者に寄り添う事は到底難しい・・

また、大事な考え方を押さえておきたい。

認知症ケアにおけるBPSDが発生するメカニズムとして、何らかの要因が本人に影響し症状が起きるといった原因と結果の関係から見た場合、人様の部屋に職員だからと言って先頭で入室する事がなかった場合突き飛ばす行為自体が発生しなかったかもしれませんし、突き飛ばす行為をいかに止めさせるかを考えるのではなく、突き飛ばしたくなる思いにさせない事を考えることの方が合理的な考え方であるという事。

自席より立ち上がろうとする利用者に対し、「座ってて」と席に拘束する方法を検討するよりも立ちたくなる理由を考察したり、逆に座り続けたいと思える環境を考えることの方が合理的だったりも。


かつて身体拘束がまかり通っていた時代では、おむつ外し目的として、いかに「外させないか」を視点に対応していたことがあり、その手法として「つなぎ寝間着」が販売もされていました。

おむつを外したい理由を職員が考察する事は無く職員視点での「禁止」させる方法が主眼に置かれていた時代が実際にありました。


「徘徊」と呼ばれていた時代、「回路式」の施設が流行し、「歩かせ続ける」手法が用いられたりも。


パーソンセンタードケアの考え方よりも職員視点での介護がまかり通っていた時代の話です。

新しい認知症ケアでは、利用者に影響を及ぼす要因をいかに取り除くか、認知症と診断された方本人自身に「変わって」もらうのではなく、その方の周囲の方が合わせ、臨機応変に対応するかが認知症ケアの基本的な考え方。

影響を及ぼすとされる、社会的、身体的、心理的、環境的な要因に対してアプローチする事が現代の考え方。そして、一見職員にとっては可笑しく見える行為、行動でもその方にとっては「物語」が成立している場合があり、そのストーリーを受容する事が大切だとされています。



続きはまたまた、後程・・・
posted by 管理者 at 20:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

何度でも・・・

ファイルの背表紙にラベルのシールを貼るために、某社のラベルプリンターで文字を入力・・

「〇〇〇届出書」とローマ字で入力・・・

変換ボタンを押すとなんと、


「〇〇〇届でしょ」

私に聞くな・・・

北海道弁で私に聞いてきているよう・・・

もう一度やり直し変換するが再び


「〇〇〇届でしょ」

(ダジャレはもういいから変換してくれ・・・)

しかし、何度やっても「届でしょ」

古い機種なんだろうか・・・


posted by 管理者 at 19:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

クライアントハラスメントA

前回の続き・・・


認知症と診断された男性入居者Qさん。入居から3か月もたたないうちのある日、女性介護職員ZさんがQさんを背にしてお部屋に先導したところ、Qさんは突然怒り出しZさんの背中を押して突き飛ばしました。

不意を突かれたZさんは首の痛みが出、車の追突事故のようなむち打ちに。
以降、痛みを訴え仕事を休み、経済的に影響が出たとの事。

ZさんはQさんの行為が理不尽と感じ、Zさんのご家族の住所をケースファイルより借用しご家族宛にむち打ちによる就労不能に対する金銭的損害を手紙にし訴え始めました。


損害賠償まで請求するのはお門違い、事業所に申したてるなどの行動が必要では?
利用者だからと言って突き飛ばしても良い事はない、職員自身の生命財産を守る必要があるのでは?

様々な考え方がある中、Zさんは、「Qさんからのクライアントハラスメント」だとして行動を起こしたようです。


むち打ちだけだからまだましで、もしもナイフで刺されたり、目突かれたりした場合ではどうか・・・

これまた議論が変わってくるかもしれません。

一旦整理利する中で、「認知症のBPSD」に着目してみるとどうなるだろうか。

ただ、着目したところでむち打ちは治るわけはありませんが、認知症ケアのプロであるはずの介護職員はこの視点を避けて通る事は出来ない。

ある意味、認知症ケアは道路交通法と似ている部分があります。

車を運転していて、歩行者が道路を横切りブレーキが間に合わずあやまって歩行者をはねてしまった場合、運転手の前方不注意として処理される可能性があります。
突然、横断歩道以外のところを歩かれても困る話ですが、罪の大小は残ります。「歩行者が横断するかもしれない」との視点が運転者に要求されます。


Qさんの視点に立った場合、自身の居室に先陣きって入ろうとした職員Zさんの振る舞いが気に入らない、又は勝手に部屋に入ろうとする行為を咎めようとして突き飛ばした行為に至った可能性があります。もしも、Qさんを先頭にして歩いていたら突き飛ばす行為自体は無かったかもしれません。

また、日頃より気難しいZさんに対する職員の「敬遠」「嫌悪」のエネルギーがZさん本人に伝わり、それらを察知していた場合、自身を守ろうと防衛反応が一段と働くことも考えられます。

posted by 管理者 at 19:19| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ひえ〜

今日は一段と寒かったです・・・

20171006_124311.jpg
posted by 管理者 at 19:12| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする