2017年04月02日

世間を騒がせたかった・・・!?

先月の31日に大分県のこども園にサバイバルナイフを持った男が侵入して小学生らがけがをした事件がありましたが、逮捕された容疑者の男が「世間を騒がせたかった」などという供述をしていたらしい。

昨年の7月にも神奈川の障がい者施設が襲われた事件がありましたが、

こういったニュースがあると、施設のセキュリティの強化が求められたりするものですから
「開かれた施設」とは、ある意味真逆の道に進む事になりかねない状況にも、と考えたりします。

ご家族等が気軽に面会に訪れ、来訪できる対応として、施錠されたドア前での面会者の事前チェックや、木刀でも割れないような防弾ガラス並みの強度の施設構造にするほかないのでは、と考えさせられる。

このニュースに関連して考えさせられるのが、平成19年の12月におきた認知症の在宅の高齢者の鉄道事故に対する妻や長男に対しての損害賠償請求の事。

昨年の最高裁判決ではこれまでの地裁や高裁判決からの逆転判決が下されましたが、

認知症の方が起こした第三者に対する加害行為について「監督義務者」の地位を認めるためには、単に法令上監督義務がうたわれているだけでは足りず、「現実に具体的に加害防止のための監督ができるかどうか」という視点から具体的に判断するということを示したわけですが、

もしも施設の入居者が鉄道事故を起こした場合どうなるか。

当然、加害防止のための策を考え、監督する事を施設は求められるわけですから損害賠償請求を掛けられた場合確実に施設は裁判では負けることになりかねません。

そういったことを考えると、いわゆる施設の施錠問題にぶち当たるのですが、

「施設を出たい」、「外に行きたい」といった思いや要望に対して、施錠していても開錠し思いに沿った対応をするというのが最近の認知症ケアの考え方だとしても、昨今の介護人材不足の多くの施設事業者としては、単に施錠し、施錠状態だよりで「外に出られないから不穏に対して対応しなくてもよいだろう」などと考えるよからぬ施設や職員が増えそうで怖い事だ。

また、鉄道会社の方も、事故が起きて損害分を自社のみが負わなければならない状況とされるならば、万全の対策、線路に立ち入らせない対策を施す必要が生まれるが、そんな場所は全国津々浦々どこにもあるわけで、100%の対策など赤字の鉄道会社にとっては廃業を意味するのでは。

これらの問題は、非常に難しい。

センセーショナルな事件や事故が出た場合、世間の感情が極端な方向に向かいすぎる事が
自らを暮らしにくい社会にしてしまう側面もあるという事であろうか。

「世間を騒がせたかった」

 もう、そういった思い出事件を起こすことは勘弁してほしい・・・
posted by 管理者 at 23:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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